先日、大事な樹木に丸い穴が!!!
テッポウムシにやられてしまいました。
「テッポウムシ?なにそれ?虫?」
初め聞いた時は、全く知リませんでした。
そこで、どんな虫なのか教えてもらいました。
画像のように、鉄砲で打ったように丸い穴が開くことから、この名がついたと呼ばれているんだそうです。
テッポウムシとは何なんでしょうか?それにどんな害があるのでしょうか?
こちらでご紹介していきたいと思います。
テッポウムシとは
カミキリムシの幼虫です。
成虫のカミキリムシが樹木に傷をつけて産卵します。
その後、卵は1週間ほどで孵化して、1年から2年かけて樹木を食べてながら育っていきます。
幼虫は内側から樹木を食べるので、被害に気付きにくく、気づいた頃には深刻な
状況になっていることもあります。
テッポウムシの発生時期
カミキリムシがテッポウムシを産む時期は、6〜10月です。
テッポウムシはおがくず状の糞をするため、そのような糞が根本周辺に溜まっていればテッポウムシがいる可能性があります。
幹周辺を念入りに探せば穴が空いていることがありますので確認してみてください。
カミキリムシの特徴は
体長3センチほど
背中にゴマのような白い点々があります
幼虫はミカン、ヤナギ、クリ、イチジク、バラなどの幹を食べます。
こんな虫を見かけたら要注意です。
テッポウムシが発生しているのがわかったら
カミキリムシは1回の産卵にたくさんの卵を産み付けるわけではないのですが、1匹以上いることも多いので確実に駆除するには農薬がおすすめです。
カミキリムシ、テッポウムシに効く専用の農薬やラベルに名前がある農薬が使えます。穴の中に噴霧して幼虫を退治し、時間をあけて針金などで中の様子を確認して穴が大きい場合や雨水が入るような位置は接蝋やコーキング剤などで穴を塞ぎます。
一方、成虫のカミキリムシは、あまり機敏な昆虫ではないので飛ばない限りは捕獲は容易にできます。見つけ次第確実に退治します。可哀想と思うかもしれませんが捕殺するのが確実でしょう。なぜなら放っておくと庭の大切な木に産卵されてしまうからです。木にとっても植物愛好家にとってもカミキリムシは天敵です。
予防はよく観察すること
樹木をカミキリムシとテッポウムシから守るためには、なにより幼虫の早期発見が第一です。
天敵の生態を知り日頃から気をつけて樹木を観察をしましょう。
株元におがくずがあふれていませんか?元気がなくおかしいなと思うことはありませんか?
もしあればそれはテッポウムシが入ったのではないかと疑いましょう。
早めの対策で幼虫を退治すれば木へのダメージも最小限に抑えられます。
樹木を植えることは、守ることも義務となります。
あなたの大切な樹木を枯らさないためにも日頃からよく観察し、愛情いっぱいに育ててあげてください。
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